Vitex agnus-castus セイヨウニンジンボク
ホルモンを保つために昔から使われていた小さな果物で薬です。
救済:麻痺、抗乳腺症、月経精神病、抗うつ薬、鎮痙薬
障害:神経質、月経前症候群、興奮
西洋ニンジンボク/チェストベリー/チェストツリー
学名 | Vitex agnus-castus |
英名 | chaste tree |
和名 | イタリアニンジンボク |
科名 | クマツヅラ科 |
部位 | 果実 |
自生地 | 北米 |
含有成分 | イリドイド配糖体、フラボノイド、フラボノイド配糖体、精油 |
作用 | ホルモン分泌調整作用 |
適応 | 生理痛、生理前症候群、生理不順、母乳促進 |
副作用 | まれに皮膚刺激があります。 |
禁忌 | 妊婦・授乳中の方は、ホルモンの変調や子宮出血の原因となることがありますので使用禁止。 |
飲み方 | ティスプーン1杯強(約2g)に、熱湯150mlを注ぎ、5~10分間浸出し、1日3回飲む。 |
セイヨウニンジンボクは、女性のホルモンバランスを改善するハーブとして知られています。この植物の優秀なホルモン効果をうながす作用は民間療法に利用されています。中世の時代、この植物は女性の生殖システムの不調に使用されました。今日ドイツにおける研究は、この植物は黄体形成ホルモンや催乳ホルモン製造を増やす能力を持つことを指摘しています。比較症例研究は実際に乳の流れを刺激することを確認しています。 また、この植物は長く、過剰な出血を伴う頻繁な月経、あるいは出血の多い月経期間を制御する作用がることも明らかにされています。この植物は生理ホルモンのプロゲステロンの合成を刺激する作用が知られていますが、ハーバリストによりPMSと更年期、両方の症状に有効ということが発見された後、さらに生理エストロゲンの制御効果もあることが報告されています。 そのほか、子宮裏側の炎症の治療、正常の排卵や月経、避妊ピル中止後の月経を再び調節することに使用されています。これからの研究によりさらに多くの治療に役立つことが期待されている植物です。 母乳の出を良くするためには、バーベイン、ボリジ、ゴーツルー、ディル、フェンネル、アニスシード、セイヨウニンジンボク、あるいはラズベリーリーフいずれかの抽出液を内服します。 |