5月から6月にかけて、自然はその素晴らしさにおいて生まれ変わります。この時期には、ハーブ療法に広く使われるだけでなく、古くから多くの問題の自然療法として使われてきた、治癒力の高いワイルドハーブがたくさん見られます。中でも私のお気に入りは、マリーゴールド、カモミール、マロー、レッドクローバー、ヤロウです。
交通量の多い道路や工業地帯、農薬を使ったや虫が飛んでいないような畑など、土壌が汚染されている可能性のある場所では、ハーブを摘まないでください。
野山や森でハーブを採取することは、かつてはごく一般的な習慣でしたが、時代とともに失われつつあります。植物の見分け方を学び、その特性を再発見し、使い方を学ぶことは、身近な自然との強いつながりを生み出し、植物に対する感謝と尊敬の関係を築き、自分のルーツを再発見することにつながります。
野生のハーブを採取することは、口で言うほど簡単なことではなく、大きな責任を伴うものであることをお伝えしなければならないと思っています。野生のハーブは、実は非常に絶滅の危機に瀕しており、保護されている種もあります。そのため、地域の生物多様性を守るために、小さな注意を払う必要があります。
植物を確認する
ハーブを収穫する前に、それが正しいハーブであることを確認してください。自分の安全のためでもあり、ハーブを摘んでから捨てるのはとんでもない無駄だからです。そして、次のポイントに移ります。
必要な量だけ収穫する
収穫の際は、実際に使う分だけを取るようにしましょう。そうでない場合は、残ったハーブをコンポスト(または森)に捨てると、再び生命の輪に入ることができます。
植物に敬意を持つ
1つの植物からすべてを採取しないことが重要で、その植物が成長し、増殖し続けるチャンスを残すためです。葉や花は、10枚の中から1枚を目安に。一方、根を収穫するときは、隣の植物をあまり傷つけないように注意し、根の一部を土に残して、生まれ変わることができるようにしましょう。
育つ場所への敬意を持つ
草を探すときは、草の生息環境を壊さないように、なるべくトレイルから外れて、ゴミを散らかさないようにしましょう。
感謝の気持ち
植物が私たちに与えてくれるものに対して、私たちは計り知れないほどの感謝をしなければなりませんから、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
正しい保管方法を学ぶ
ハーブは保存状態が悪いと、すぐに腐ってしまいます。保存方法としては、乾燥させることが一番です。空気が循環するように穴のあいたものの上に置き、暗所で保管します。次に、殺菌・密封した袋に入れ、空気を抜いてこれも暗所で保存します。