ローズヒップ

学名 Rosa canina
科名 バラ科
部位 果実
自生地 チリ
含有成分 ビタミンA、D、B複合体、C、クエン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、E、K、バイオフラボノイドルチン、カルシウム、鉄、ケイ素、セレン、ナトリウム、マグネシウム、亜鉛など
作用 呼吸器浄化、強壮、抗鬱、利尿、血液強壮、緊張の緩和、ホルモン、神経系強化、消化促進、去痰、保湿、循環器系促進、内臓脂肪の減少。
適応 アンチエイジング効果。
栄養補給。
呼吸器浄化。
風邪やウイルスの感染予防。
疲労やストレスからの回復。
肌を癒し、皮膚組織の回復。
活気。
飲み方 ティスプーン2杯強(約5g)に、熱湯150mlを注ぎ、10分間浸出し、1日3回飲む。


特徴

ローズヒップは、ローズの花が咲いた後につく実です。
お茶にはドッグローズやスイートブライアーが用いられます。
ドッグローズは5月頃、枝先に甘い香りのする白っぽい花を咲かせ、その後、フラスコ形の実(ローズヒップ)を、スイートブライアーは赤い花を咲かせた後、卵形の実をつけます。最も一般的なのはドッグローズの品種です。
ドッグローズは、古くから薬効の高いことで知られていて、ローマ時代には狂犬病にも効くとされたことから、ラテン語で「犬のバラ」を意味する名前がつけられ、英語でも「ドッグローズ」と呼ばれるようになったそうです。

ローズヒッには、多くのビタミンやミネラルが含まれていますがなんといっても、注目すべきはビタミンCが多く含まれていることです。
オレンジの10倍、レモンの20倍と言われ、「ビタミンCの爆弾」という過激な呼ばれ方もします。
ローズヒップ100gに、およそ1000mgのビタミンCが含まれています。

ローズヒップは酸味がほどよく、フルーティーなお茶です。
使う実の量を多めにしたり、浸出時間を長くして、濃いめに入れると味わい深いお茶になります。
トマトと同じ成分のリコピンを含み、お茶のあとのやわらかくなった実を食べるとトマトを甘くしたような味がします。これをヨーグルトに入れて食べたりジャムにしたり、アップルパイに入れたり・・・
味も有効成分も、無駄なく体内に取り入れることのできる魅力的なハーブです。

ローズヒップに内臓脂肪を減らす効果があることを、京都薬科大と森下仁丹の共同チームが動物実験で突き止め、仙台市で開かれた日本薬学会で発表した。この効果があるのは種に含まれるポリフェノール類のティリロサイド。マウスを6匹ずつの群に分け、通常の餌に加えてティリロサイドを1日に体重1キロ当 たり0・1ミリグラム、1ミリグラム、10ミリグラムをそれぞれ与えたところ、餌だけの群に比べて内臓脂肪が有意に低下。さらに与えたティリロサイドの量 が多いほど内臓脂肪が減る相関関係があった。「種」はローズヒップホールの中に入っています。カットや粗挽きには含まれていません。

美容、疲労回復に。

料理レシピ

ローズヒップジャム
材 料:ローズヒップ 100g
     はちみつ 100g
     レモン汁 少量
作り方:
1.ローズヒップのへたの部分や傷ついている部分をとって奇麗にします。
2.ミルクパンにローズヒップを入れ、ひたひたになるくらいまでお湯を入れてふたをして1日おきます。
3.2のミルクパンにお湯を50ccほど注ぎ、ふたをして弱火で煮ます。
4.煮立ってきたらふたを取り、種火で木べらでローズヒップの果肉をつぶすようにして混ぜます。
5.ねばりが出てきたら適量のお湯を注いで混ぜます。
6.ローズヒップの果肉がくずれてやわらかくなるまで、5をくり返します。
7.ローズヒップがやわらかくくずれたらはちみつを50g加えて、さらにお湯を加えて混ぜます。
8.水気がとんでねばり気が出てきたら、残りのはちみつを加えて、さらにお湯をくわえて木べらで混ぜながら煮込みます。
9.やわらかくなったら火からおろして、熱をとってさましたら容器にうつしたらレモン汁を絞ってできあがりです。(あまり水分をとばしすぎると固くなるので気をつけてください)
できあがったジャムは保存容器に入れて冷蔵庫で保存してくださいね。


ローズヒップとりんごのシャーベット
材料:ローズヒップ  大さじ4
   りんご 1個
   砂糖 30g
   レモン汁 適量
   水 300cc
作り方:
1.お湯をわかし濃いめのローズヒップティーを作る
2.できあがったローズヒップティーに砂糖を入れてとかし、こしておく。
3.りんごは芯を取って3,4センチくらいの大きさに切ってミキサーにかけ、レモン汁をかけておく。
4.3に熱を冷ましたローズヒップティーを入れて、混ぜ合わせる。
5.ステンレスのバットに流し込んで冷凍庫で冷やし固める。
6.30分くらいしたら一度冷凍庫から出して、大きめのスプーンでかき混ぜる。
ガラスの器にシャーベットを盛り付けて、ミントを飾ってお召し上がり下さい。りんごの季節の冬にもビタミンCたっぷりで風邪予防にもなります。暖かいお部屋でどうぞ。


ハーブティーブレンドレシピ

アイビューティー
材 料:ローズヒップ ティースプーン 2/3
    マリーゴールド ティースプーン 1/2
    ローズマリー ティースプーン 1/3
パソコンで目を使いすぎたとき。なんだかしょぼしょぼするときにお勧めのティーです。疲れた目を休めて、ゆったりした気分でティータイムを楽しんでくださいね。


リースやポプリなどの手作り

ポプリ
材 料:ローズヒップ 大さじ2
    ワイルドストロベリー 大さじ1
    ラベンダー 大さじ1
    カモミール 大さじ1
    オリスルート 小さじ1
    ストロベリーオイル 2滴
作り方:
1.オリスルートは粗く砕いてストロベリーオイルをしみこませます。
2.他の材料をよく混ぜ合わせそこへオリスルートを加えてよく混ぜ合わせて香りをつけます。
3.密閉して2週間から2ヶ月くらいかけて熟成させます。
ローズヒップのころんとした形とストロベリーの香りが、かわいいイチゴを想像させてくれる楽しいポプリです。


入浴のために

バスソルト
材料:ローズヒップ 5g~10g
   天然塩 100g
   精油(ローズウッドなどお好みのもの 5滴
作り方:
1.ローズヒップはミルミキサーで細かく砕きます。
2.天然塩にローズヒップを入れて精油を落としてよくかきまぜます。
使い方:
1回に30~50gをバスに入れてかき混ぜて入浴します。バスの種類によっては風呂釜をいためることもありますので確認の上ご使用下さい。
疲れた体をゆったりと癒してくれるハーブバスです。疲れがなかなか取れないときにお試し下さい。


美容のために

ローズヒップパック
材 料:ローズヒップ 4g
    クレイ(カオリンなど) 15g
    精製水 5ml
    はちみつ 少量
作り方:
1.ローズヒップをミルサーで細かくします(粉末)
2.クレイをローズヒップの粉末に加え、精製水を加えてよく混ぜます。
3.よく混ざったらはちみつをスプーン1杯ほど加えて、さらに混ぜてペースト状にします。
使い方:目や口回りの敏感な部分を除いて、パック剤を薄く伸ばします。3~5分ほどそのままおき、乾いてきたらぬるめのお湯でやさしく洗い流します。
日焼けの気になるお肌にビタミンCをたっぷり与えてくれます。


家事に

防虫剤
材 料:ローズヒップ、ユーカリ、タイム、ペパーミント、クローブ  それぞれ1g
作り方:ハーブを混ぜ合わせて、お茶用のティーバッグに詰めます。
クローゼットやたんすの中の防虫用にどうぞ。ローズヒップ自体には防虫効果はありませんが、加えることで見た目が可愛くなります。