妊婦・授乳中の人のためのハーブ

ほとんどのハーブは飲まないほうがよいと思ったほうがよいでしょう。


「妊婦や授乳中の人に良い作用がある」と言われているいくつかのハーブは、「期待する作用」の結果があらわれる報告も一部あります。


しかし、欧米日本とも、それらのハーブが、「妊婦・授乳中の人にとって安全性に確証があるのか」といえば、その報告はありません。つまり、これらの人たちに「安全だから飲んでも良い」と医学会は公認してはいないのです。


「妊婦や授乳中の人に良い作用のある」と言われているハーブは、良いといわれるような結果があった、に過ぎない、という認識でいたほうがよいでしょう。


また、「副作用があった」と言う報告がゼロだったわけでもないことも認識してください。


いずれのハーブもそのようなことは往々にしてありますが、健康で抵抗力のある体であればまた別ですが、赤ちゃんへの影響が大きい母体に「安全性が保障されている」「安全性に確証がある」以外のハーブはハーブの香りとして推薦するわけにはいかないのです。
そのため、ハーブの香りでは、妊婦・授乳中に、ハーブを勧めていません。
自己責任においてお願い致します。


また、例外として、大量摂取でなければ、食事のスパイスとしてのご利用、薄めのハーブティー(1日1回程度)で飲むことができるハーブをいくつかあげてみます。
カモマイルジャーマン、カモマイルローマン、シナモン、ジンジャー、セイジ、タイム、マカ、ローズマリー。
マカ」について。
安心して飲めるハーブで、産婦人科でも推薦されている唯一のハーブですが、ホルモンバランスを取ろうとしますので、妊娠中はこれを飲むと逆に活発が過渡とのありますので飲むことができません。授乳中の人は大丈夫です。


嗜好品として日本茶のように飲む場合には、同じ種類を1日2回以上、連日飲み続けるようなことは避け、薄めてお飲みになられるとよいかと存じます。