香りと漢字の辞書

漢字読み:意味: 
画数:9
音読み:コウ、キョウ
訓読み:か、かおり、かお-る
意味:
1. かおり。におい。よいにおい(「芳香」がこの意味の単語としてあげられる)
2. こうばしい。かんばしい。
3. 味・色・声・様子などが美しい。
4. こう。(「よいにおいのたき物」の事)
字の成り立ち:
黍と甘との会意文字(会意文字:象形文字や指事文字を組み合わせた文字)。
黍と甘とにより、きびの美味しそうな香りを表します。
それにより、「かおり」の意味を表す漢字となりました。
また、この「香」を部首にして、かおりの状態を示す字が出来ています。
参考文献:角川 新字源
聞香読み:もんこう(ぶんこう、ききこう、かぎこう、とも読みます)
意味は、「香りをかぎ味わう事」、「かぎわける事」。
その他(単語に関連する事項):
香道では、「掌の中に抱えた香炉から香りを聞く。
香りを聞く事で、心の中でその香りをゆっくりと味わう。」
という事を表す際に用いられる言葉です。
また、中国茶をいただく際に使用する茶器に、「聞香杯」というものがあります。
急須などからこの聞香杯にお茶を注ぎ、そのお茶を茶杯に移した後、その聞香杯に残ったそのお茶の香りを楽しみます。
香木 読み:こうぼく
意味:においの良い木。
その他(単語に関連する事項):
香木として、白壇、沈香、伽羅が有名です。
香木は、熱帯地方にはるか昔に茂っていた樹が地中に埋もれ、
長い年月をかけて変質し、芳香がするようになったものを指します。
人工で生産されるものではない為、大変貴重です。
参考:
・角川 新字源
・MSN辞書 
香雲読み:こううん
意味:
・かおりの良い雲という意味で、花が一面に咲いた様子。
・女性の髪を形容した言い方。
・仏教では、香の煙が雲のように見える事を指します。
参考:
・角川 新字源
・MSN辞書
香粉読み:こうふん
意味:
・粉末にした香料。
・よいかおりのおしろい。
その他(単語に関連する事項):
・チャイナローズの代表的品種で、「香粉蓮(コウフンレン、Xiang Fen Lian)」という花があります。
細い枝に花びらの多く重ねた花を咲かせます。
参考:
・角川 新字源
・MSN辞書
香魂読み:こうこん
意味:
・花の精。
・美人のたましい。
・芳魂。
参考:
・角川 新字源
・MSN辞書
香火読み:こうか
意味:
・香をたく火。
・仏に備える香と燈明。
・寺や廟で香や燈明をつかさどる者。
参考:
・角川 新字源
・MSN辞書 
香炉読み:こうろ
意味:
・香をたく入れ物。
・焼香の鉢。
その他(単語に関連する事項):
・球形の透かし彫りの香炉で、毬香炉というものがあります。
・香道で使用する道具として、「聞香炉(もんこうろ)」「火取り香炉(ひどりこうろ」というものがあります。
前者は香を聞く(かぐ)為に、後者は香道でお手前をする時に炭団を入れて運ぶ為に利用します。
参考:
・角川 新字源
・MSN辞書 
香袋読み:こうたい
意味:
・香料を入れふくろのこと。においふくろ。
・室内や牛車内につるす香炉。
参考:
・角川 新字源
・MSN辞書
香雪読み:こうせつ
意味:
・かおりのある雪の意味で、かおりのある白い花をたとえている。
・茶の別名。
その他(単語に関連する事項):
・フリージアの和名は『香雪蘭』と言います。
・兵庫県神戸市東灘区に、東洋古美術を中心とした『香雪美術館』があります。
朝日新聞社創立者で茶人だった村山龍平の収集品の展示をする為に設立されました。
館名にある「香雪」は、村山龍平の号です。
参考:
・角川 新字源
・ウィキペディア
香馥読み:こうふく
意味:
・よいにおい。
・よいにおいがする。
参考:
・角川 新字源
香魚読み:こうぎょ
意味:
・(香りが良い事から)あゆの別名。
参考:
・角川 新字源
香夢読み:こうむ
意味:
・花の下などで見る夢。
参考:
・角川 新字源
香水読み:こうすい、こうずい
意味:
・良い香りのする水。
・香料をアルコールにとかして作られた化粧品。
・「こうずい」の読みの場合は、香料仏前に供える香料入りの水。
 身体にかけたり、仏具・道場を清めたりする際に使用する。
参考:
・角川 新字源
・MSN辞書
香霧読み:こうむ
意味:
・よいにおいの霧のこと。
参考:
・角川 新字源
香油読み:こうゆ
意味:
・芳香の油。
・髪や身体に塗る、香料を加えた化粧用の油のこと。
参考:
・平凡社 字統
・MSN辞書
抹香読み:まっこう
意味:
・香料を非常に細かい粉末状にした香。
・沈香、栴檀、白檀、丁子などの粉末を混ぜて作った香。
仏前で焼香するときに使用する。
その他:
マッコウクジラは漢字で「抹香鯨」と書く。
これは、腸内から採れる竜涎香(リュウゼンコウ)と呼ばれる
大変高価な香料が、抹香に似た香りがする事からつけられた。
参考:
・平凡社 字統
・MSN辞書 
香径読み:こうけい
意味:
・よいかおりのする草が生えている小道。
参考:
・角川 新字源
読み:フク、ブク、かお-る、かお-り
意味:
1.かおる。かんばしい。
2.よいにおい。芳香。
3.よい感化。
4.名声。
参考:
・角川 新字源
香合読み:こうごう、こうあわせ
意味:
・(「こうごう」と読む場合)香を入れるふたつきの箱。
・(「こうあわせ」と読む場合)様々な香料を混ぜ合わせ、
それをたいて混ぜ合わせた元の香をかぎわける遊び。
参考:
・角川 新字源
・MSN辞書
馥郁読み:ふくいく
意味:
・かおりが高くたちこめる様子。
 「馥郁たる香りが立ちこめる」などと使う。
参考:
・角川 新字源
香具読み:こうぐ
意味:
・香をたくために使う道具や材料。「香道具」と同じ意味。
・薫物や匂い袋などに使う沈香・丁字・白檀・麝香などの総称。
・「香具売り」の略。
その他:
奈良県橿原市(かしはらし)に、「天香具山(あまのかぐやま)」があります。
畝傍山(うねびやま)、耳成山(みみなしやま)とともに、大和三山の一つです。
持統天皇の句で、この天香具山という言葉を含んだものがあります。
「春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山」
参考:
・角川 新字源
・MSN辞書
香奩読み:こうれん
意味:
・お香を入れる箱のこと。こうばこ、とも言う。
・女性の化粧道具を入れる箱のこと。
その他:
「香奩体(體) (こうれんたい)」という、中国の詩の一体がある。
婦人の艶情(えんじょう)、媚態(びたい)、閨怨(けいえん)などを歌ったものを言う。
参考:
・角川 新字源
・MSN辞書
香炉峰読み:こうろほう
その他:中国の江西省九江県の南西にある廬山峰の北の峰。
雲気が立ち上っている様が、香りの煙の形に似ている為、このような名前になった。
参考:
・角川 新字源
香幃読み:こうい
意味:
・香が入っている衿のことを言う。
参考:
・平凡社 字統
香串読み:こうかん
意味:
・巻き線香のこと。
参考:
・平凡社 字統
香鳥読み:こうちょう
意味:
・鶯のことを言う。
参考:
・平凡社 字統
香欒読み:こうらん
意味:
・果物のざぼんのことを言う。
その他:
柑橘類の一種であるブンタン(文旦)が別名となります。
原産地は東南アジア、中国南部、台湾などで、江戸時代初期に日本に伝わりました。
ブンタンは自然交雑によって、グレープフルーツ、ナツミカン、ハッサクなど、色々な品種を生み出しています。
また、ブンタン自体も品種は多く、高知・熊本・鹿児島では色々な種類のブンタンが栽培されています。
参考:
・平凡社 字統
・Wikipedia
読み:ケイ、キョウ、かおる
意味:
・かおる、かおり。酒や花のかおり。
・こうばしい。うまいにおい。
・誉れ。
参考:
・平凡社 字統
馨逸読み:けいいつ
意味:
・香気が優れる。優れた香りのこと。
参考:
・平凡社 字統
香片読み:こうへん
意味:
・茉莉茶のこと。
その他:
ジャスミン茶に使用される品種が「茉莉花(マツリカ)」です。
茉莉花は、インドネシアやフィリピンの国花です。
また、ジャスミンは、モクセイ科ソケイ属の植物の総称です。
このソケイ属の植物として世界に約300種類あります。
そのうちのいくつかの種が、強い芳香を放つ花をつけ、香水やジャスミン茶の原料として使用されます。
参考:
・平凡社 字統
・Wikipedia
香閣読み:こうかく
意味:
・よいにおいのするたかどの。女性の部屋、寝室などのこと。
・寺のこと。
参考:
・角川 新字源
香花
香華
読み:こうか
意味:
・仏に供える香と花のこと。
その他:
「香花院」とすると、「香火院」と同様の意味となり、祖先代々の仏事を営む寺=菩提寺のことをいう。
参考:
・角川 新字源