ハーブご膳--美肌の概念

理想な肌は、皮膚が水分を保ち、分泌状態や血液循環がよく、表皮の新陳代謝がスムーズに行われ、真皮の状態がよいことをいいます。
精神的なストレス、環境、年齢、情緒、気候、普段の食事などの理由で皮膚の健康状態が崩れてきます。



ハーブご膳--美肌のハーブティー

必ず、熱いうちにお飲み下さい。
量はカップ1杯分です。1日に3回ほどお飲み下さい。
1日分であればまとめて作ってもよいですが、飲むときは必ず熱くしてください。
ポットにお湯とハーブを入れて15分ほど蒸らしてから、漉して熱いうちにお飲み下さい。

■赤い皮膚、痒みや化膿した皮膚に
ダンデリオン根とダンデリオン葉10g


■血の流れをよくして顔のシミやクマを取るために
サフラワー3g


■赤ら顔に
ローズレッド3g+マロウブルー2g+タイム2g+ヤロウ2g+アニスシード2g、
ペパーミント4g+ホーソンベリー8g


■日焼け後に
カモミール5g+ラベンダー5g+ローズレッド5g


■敏感肌に
ヤロウ3g+ペパーミント3g+ローズレッド3g



ハーブご膳--美肌のためのほかの方法

■シワに
セントジョーンズワート5g+ローズピンク5g+リンデン5gを浸出した液でパックをする。


■肌のたるみに
ペパーミント3g+ローズマリー3g+セイジ3g+タイム2gを入浴時に使用し、
マロウブルー3g+ローズピンク3g+マリーゴールド3浸出液で体をマッサージ。


■敏感肌に
ヤロウ10g+ペパーミント10g+ローズレッド10gの浸出液で温湿布


■日焼けに
カモミール5g+ラベンダー5g+ローズレッド5gの浸出液でパックをする。


■ウオノメ
ホワイトウイロウ50gを漬け込んだひまし油でマッサージする。



ハーブご膳--美肌のための料理レシピハーブ膳

■皮膚を潤し、弾力をつける豚のこごり煮
材料(1人分)
豚の皮100g、フェンネル3g、シナモン3g、長ネギ1本、ジンジャー・サラダ油・醤油・日本酒・黒砂糖

A:酢、醤油、にんいく、ごま油

作り方
1.豚の皮はお湯で洗い、短冊切りにする。
2.鍋にサラダ油を入れて熱し、薄切りのジンジャーと豚の皮を入れ、日本酒、醤油、黒砂糖を少々加える。
3.2に、袋に入れたフェンネルとシナモンを入れ、3cm程度に切った長ネギと1リットルの水を加えて2時間煮込む。
4.3を容器に移して袋を取り出す。
5.Aのたれをつけて食べる。

参考
豚の皮:甘、皮膚を潤し弾力をつける。


■むくみのためにうなぎの炒め物
材料(1人分)
うなぎの蒲焼2分の1本、そら豆10個、オレンジピール6g、塩、長ネギ1本、サラダ油

作り方
1.うなぎを一口大に切る。
2.そら豆は茹でておく。
3.長ネギはみじん切りにする。
4.オレンジピールは水にもどしておく。
5.鍋を熱し、サラダ油を入れ、うなぎ、そら豆、長ネギ、オレンジピール、を炒め、塩で調味する。

参考
うなぎ:甘温、そら豆:甘、オレンジピール:辛・苦・温


■肌の色をよくしたいエルダー&ホーソンベリー酒
材料(2人分)
エルダーフラワー100g、ホーソンベリー50g、ホワイトリカー500ml

作り方
1.ホワイトリカーにエルダーフラワーとホーソンベリーを漬け込み、冷暗所に置く。
2.時々混ぜ、約1ヶ月後、ハーブを漉して飲む。

参考
エルダーフラワー:辛、ホーソンベリー:酸、甘、苦
皮膚の乾燥、肌荒れ、顔色が悪いときによい。



ハーブご膳--美肌のための各タイプによる、よく使われる食材とハーブ

1.顔色がわるい
お米、山芋、棗、ニンジン、しいたけ、豆腐、鶏肉、豚肉、牛肉、羊肉、アジ、鮭、
ほうれん草、ぶどう、レバー、卵黄、くるみ、ニラ、えび、
シナモン、オレンジピール、ジャスミン

2.むくみに
そば、きゅうり、なす、さくらんぼ、パパイヤ、みかん、そら豆、いんげん、のり、昆布、
オレンジピール、ダンデリオン根、ダンデリオン葉

3.乾燥肌
ほうれん草、小松菜、ニンジン、鶏肉、豚肉、れんこん、ゴウヤ、チンゲン菜、
ペパーミント、カモマイルローマン