ローズマリー

学名 Rosmarinus officinalis L.
和名 マンネンロウ
科名 シソ科
部位 地上部
自生地 地中海沿岸の白亜質で石灰に富む丘陵地帯
含有成分 揮発油、タンニン、フラボノイドなど
作用 抗酸化、去痰、抗鬱、血液循環、消化機能強化、収斂、リラックス、利尿
適応 神経をリラックス。
強壮。
血流の活性と脳へ酸素と栄養を供給量を増やす。
病後。
脂肪の消化改善。
老廃物の蓄積を防ぐ。
抗酸化作用によって老化を防止。
飲み方 ティスプーン2杯強(約5g)に、熱湯150mlを注ぎ、10分間浸出し、1日3回飲む。


概要

属名のRosmarinusは、Ros=雫、marinus=海で、「海の雫」を意味しています。
聖母マリアの神木ジュニパーに似ているために、バラの元祖えあるという言い伝えがあります。
スペインでは、ローズマリーはもともと白い花を咲かせていたが、聖母マリアが青いマンとをかけてからは青い花になった、イエズスキリストの身長より長く伸びない、33歳で亡くなったイエズスキリストと同じ33年経つとそれ以上生長しない、女神ヴィーナスと同じく海から生まれたとして愛が叶う、魔よけやお守りの木として身につけたりドアノブに掛ける、などの言伝えがあります。
記憶、友情、愛情のシンボルとして古くから利用されていたハーブで、古代ギリシャでは記憶力の増強に用いられました。
ハンガリー水は、ローズマリーで作られ、ハンガリーのエリザベス女王が恋した若い男性のために美しくなりたくて用いました。
教会では香として焚き、お葬式では棺の上に置いたり、結婚式では花嫁に編みこんだ冠として利用されています。
日本には江戸時代に渡来しました。

ドライハーブにしたローズマリーは、肉魚の著魅了や、スープ、シチュー、ソーセージに利用され、精油は食品加工品、香料、石鹸、クリーム、養毛トニック、シャンプーに利用されています。
またリウマチの治療にも使われています。
ローズマリーの有効成分は、抗酸化力が強く、食品添加物としても利用されています。
ミツバチが好むハーブ。


特徴

灰色のうろこ状の樹皮と緑色の針状の葉を持ちます。
茎は四角で若い枝は褐色になり2mほど大きくなります。
葉は対生で長さ1.5〜4cm、針状で葉柄がなく厚いです。
葉の表は緑色ですが、裏は白色で短毛があります。
中央に葉脈がはっきりと走り、樹脂を多く含み、葉縁は反り返って内側にまいています。
刺激の強いマツのような芳香を放ちます。
花は青、白、ピンク色などがあります。
前年の枝に2つ〜3つの花を咲かせます。
果実は球形で小さいです。
精油は花に0.3〜2%、ドライハーブにした場合は葉に10〜15%含まれます。
精油の主成分は、シネオール、α-ピネン、β-ピネン、カンファー、ボルニルアセテート、カンフェン、リナロール、d-リモネン、ボルネオール、ミルセン、α-テルピネオール、β-カリオフィレン。
ローズマリーには、直立性とほふく性のものがあります。


栽培

ローズマリーの生育温度は9〜28度、年間降雨量は0.3〜2.7m、土壌のpHは4.5〜8.7。
適度の排水と土壌深度が0.2m以上ある場所では岩場の砂でも生育できる。

土質:痩せ地
水遣り:乾燥気味
日当たり:日向
温度:耐寒性

繁殖:成熟した枝を生育期間中150mmくらいに刈り込み、挿し木する。
その後定期的に潅水し発芽には2〜3ヶ月掛かります。

収穫:環境や目的によって異なりますが毎年1〜2改。
1回目の刈り込みは移植後6ヶ月経過してから行います。
葉は収穫後すぐに日陰で乾燥させます。

枝葉が込み合うと下葉が枯れてくることがありますので、夏には収穫を兼ねて切り戻しをするとよいでしょう。


効能

頭痛、風邪、消化不良、疲労回復には、1回ローズマリー5gに、熱湯カップ1をそそぎ、10分蒸らしたハーブティーを1日3回飲みます。
強壮、健胃には、ローズマリー30gを、ホワイトリカーあるいはウォッカ250mlで浸出したチンキ2〜4mlを1日3回、水やぬるま湯で薄めて飲みます。

※妊娠中は使用しないでください。


料理レシピ

ローズマリーポテト
材 料:ローズマリー    10g
    タイム        5g
    じゃがいも      3個
    にんにく       1片
    オリーブオイル    適量
    塩・こしょう     少々
作り方:
1.じゃがいもを皮付きのまま串切りにして、水にさらしておく。
2.オリーブオイルでローズマリー、タイム、うす切りにしたにんにくをパリッと揚げます。
3.パリッとあがったローズマリーとタイムは細かくくだきます。
4.オリーブオイルで水気を切ったじゃがいもを揚げます。
5.お皿にじゃがいもを乗せたら、そのうえに砕いたローズマリーとタイム、にんにくをふりかけ塩・コショウで味をととのえます。
いつものフライドポテトもハーブを使うとおしゃれなよそいき顔になります。


ローズマリー風味のトマトソース
材 料:ローズマリー    3本
    にんにく      1片
    トマト       2個
    オリーブオイル   適量
    塩・こしょう    少々
作り方:
1.オリーブオイルを熱したフライパンで刻んだローズマリー、にんにくを弱火でいためます。
2.香りが出てきたら、ざく切りにしたトマトを加えて、トマトを軽くくずしながらいためます。
3.塩・コショウをして味をととのえます。
ローズマリー風味のトマトソースはハンバーグソースやミートオムレツのソースにぴったりです。


ローズマリーワイン
材 料:ローズマリー    2本
    白ワイン      1本
作り方:
1.ローズマリーは洗って水気を完全に切って、ワインのボトルへ入れます。
2.ワインのビンを湯せんにかけて弱火で温めます。
3.ローズマリーの香がただよってきたら火から下ろして冷まします。
4.冷蔵庫で保存します。 長期間おく場合はローズマリーを取り出して、ワインをこして保存します。
いつものワインがローズマリーの香りで、違った味を楽しめます。


ハーブティーブレンドレシピ

ブラッシュアップティー
材 料:ローズマリー    ティースプーン 1/2
    レモングラス    ティースプーン 1/3
    ペパーミント            1/3
    マジョラム              少量
集中力を高めたいときに飲むと頭がすっきりします。昼食後に飲めば午後からの勉強や仕事がはかどることでしょう。


リースやポプリなどの手作り

ローズマリーリース
材 料:ローズマリー    20本ほど
    園芸用針金       適量
作り方:
1.ローズマリーは何本かを束にして丸めながら針金で円形に形を作ります。
2.ローズマリーの分量でお好みの大きさが作れます。
フレッシュなローズマリーのリースはこのまま飾ったままでドライリースになります。簡単だけど素敵なリースです。


入浴のために

バスソルト
材料:ローズマリー      5g〜10g
   天然塩           100g
   精油(ローズマリー)      5滴
作り方:
1.ローズマリーはミルミキサーで細かく砕きます。
2.天然塩にローズマリーを入れて精油を落としてよくかきまぜます。
使い方:
1回に30〜50gをバスに入れてかき混ぜて入浴します。バスの種類によっては風呂釜をいためることもありますので確認の上ご使用下さい。
発汗を促してむくみを取り除いてすっきりさせてくれるハーブバスです。


美容のために

ローズマリーリンス
材 料:ローズマリー     小さじ 3
    カモマイル       小さじ 2
    ラベンダー      小さじ 1
    りんご酢         30cc
作り方:
1.ミルクパンで300ccのお湯を沸かし、ハーブを入れます
2.沸騰したら火を止めてふたをしてしばらく置いて冷まします。
3.冷めたらりんご酢を入れて、ガーゼでこして容器にうつします。
使い方:
シャンプーの後に頭皮をマッサージしながらこのリンスを使用します。使用後は流さないでそのまま乾かします。髪に潤いとツヤがでてきます。


家事に

掃除機に一振り
材 料:ローズマリー  適量
使い方
掃除機の排気口からでる匂いが気になる時に、ローズマリー手で軽く砕いて掃除機で吸い込みます。排気口からでる嫌な匂いが消臭されて軽減されます。

シューキーパー
材料:ローズマリー、タイム   適量
   オーガンジーの袋
   リボン      
作り方:
1.ローズマリーとタイムをオーガンジーの袋に詰めてリボンをかけます。
簡単ですが、ローズマリーの抗菌・消臭作用で靴の匂いを取ってくれます。