ハーブ園芸の前に

ハーブ栽培
お庭に比べて、とくに鉢植えで栽培している人の多くは枯らせてしまったり、花が咲かないなどということで悩まれることもあるでしょう。

なぜでしょう。
なにが違うのでしょう。
地中海沿岸原産だから、風通しもいいマンションの6階で、日当たりもよくって、水も、、、これで似ているはず・・・あ、でも湿っていると思ったら少ししか水遣りをしないこともあったかしら。
でも、同じ日に買った他の苗はグングンと育っていってることも。

なぜ・・・枯らしてしまうのでしょう。

ハーブたちの声を聞いているようで、まったく聞いていなかったからでしょうか。
花は、自分達の力で生きていけるもの。だって原産地では雑草のように育っていくのですもの。それを違う環境で育てるとき、そして人間が育てるとき、人間が育てているんだ、と思いあがって育てているような気もいたします。

お水もやったのに、乾燥気味にしていたのに、鉢植えだからあちらこちらと移動させることもしたのに。などと・・・

花はしゃべらないから、聞こえてこない。なにをどうしてほしい、って。

花の望んでいる生き方と、原産地と違う環境で育てたい人間との共同生活。
それを忘れていてはいけませんよね。あたりまえのことなのに。

地中海沿岸地方のハーブを育てよう、と思っても、環境がまるっきり違うことが多いです。今ではかなり日本で育てやすいように日本のナーセリーも品種改良に力を入れています。


本やテレビの育て方は、一般的な育て方。でも、みなさんのハーブたちはそれぞれ環境が微妙に違うはず。100人いたら、100の環境があるはず。マンションの2階と10階では風の強さだって違うのですから。

それに、ハーブの場合、お花の鑑賞を目的としているのか、料理に利用するためなのか、などと育てる目的によっても、育て方は違いますよね。
ですから、本の通りにしていたのに、枯らしてしまった、なんていうことになってしまいます。
では、どうしたらハーブたちは育つのでしょう。


まず、植物図鑑ですが、1冊あれが十分。
なにがいいのかしら、って思われるかも。
それは、本屋をいくつか廻って、どこにも大抵置いてある図鑑であればOK。

ただし、
原産地、学名などが書いてあるほうがいいですね。
原産地がないとだめです。

小さい字で書かれていますが、読み飛ばしていませんか。
原産地。

日本のあちらこちらにある草花であれば、あまり気にしないかもしれませんね。日本だって高山植物や南の植物とは違いますでしょ。さらに日本とは気候がまったく異なるところで育っているハーブを日本のそのままの環境で育つと思いますか。
それには、原産地を知り、特徴を知って育てるためにも、原産地が書いてある図鑑を選んでください。
原産地の特徴を知る、ということは、そのハーブがこうやって育っていきたい、という心を知ることができます。


大事なご注意をひとつ:
大事なことは、今私たちがふだん言う「ハーブ」は、西洋ハーブがほとんど。それは外来種。アレロパシーを有する種類は他の植物の生長を阻害してしまったり、在来種との雑種が生まれたりしmす。またタンポポのように在来日本たんぽぽより、西洋タンポポのほうが日本全国に広まってしまう場合があります。日本たんぽぽかなぁ〜と思って観ると、西洋たんぽぽとの雑種が85%を占めていますね。
地面で栽培すると広がりやすく、手に負えなくなる場合もあるため、西洋ハーブは鉢植えを推薦しています。鉢植えもハーブによっては、風媒、虫媒や鳥媒によって十分広がってしまう恐れもありますけれども、手に負えないほど広がってしまっていつの間にか隣の植物に影響を与えていた、ということからは逃れられるから。